息継ぎの仕方と練習方法 [あらかめ]
2011/12/24(Sat) 01:56
息継ぎの仕方で悩んでいます。息
継ぎは鼻からだけでなく、自然に入ってくるものだという意見を聞き、私はあまり考えず息継ぎをしていました。ところが口から吸う量が多いようで、その際、息継ぎ音が入ってしまいます。鼻から吸うことを意識すると音はしないものの、息が浅く、また、鼻の調子によっては音がしそうです。
息継ぎも遅いため、速いテンポの読みに不自然な息継ぎが入ってしまいます。
ちなみにロングトーンはむらがあり、恥ずかしいのですが20秒~35秒程度しか続きません。
息継ぎ音をさせないことを中心に読むと、今度は読みが語りかけるようになりません。
上手な息継ぎの仕方と、お勧めの練習方法等ありましたら教えていただけますでしょうか?
Re: 息継ぎの仕方と練習方法 [あらかめ]
早々に詳しくご回答いただき、ありがとうございます。
個人の状況によりアドバイスが異なるとのこと。
無理なご相談をしてしまいました。申し訳ありません。
まずは普段の生活で鼻呼吸と腹式呼吸を意識します。そして、教えていただいた方法で訓練もしてみます。以前からいつかスクールバーズに行けたらと思っていたのですが、遠方なこともあり、なかなかかなわずにいました。
今まで2年ほど学び、現在は月に1回個人レッスンを受けています。自宅で発声法などの本も数冊買って練習しているのですが、自主訓練が間違っていないか指導いただいている先生にも確認していただくようにします。
クリスマスにご回答いただきありがとうございました。よいクリスマスをお過ごしください。
Re: 息継ぎの仕方と練習方法
会話やナレーションの中では、自然な呼吸でかまわないと思います。素早い呼吸は、やはり口と鼻両方から取り入れるのが効率的ですから。ご相談の問題については、まずは普段の生活から、鼻の状態、呼吸などに意識を向けてみてはいかがでしょうか。
以下に気がついたことをまとめてみました。
1、鼻づまりはありませんか?
口呼吸の原因は、鼻づまりが多いようです。また口呼吸は、さらに鼻の通りを悪くするという悪循環を生みます。もし鼻の通りが悪かったら、早めに治療しましょう。鼻づまり、鼻の通りが悪い方は、普段から、ポカンと口を開けている方が多いようです。
こちらも、時々自分に不意打ちをかけて確認してみてください。口呼吸は、喉が乾燥するだけでなく、外気が鼻のフィルターを通らないので、ウィルスや細菌が扁桃腺を直撃し、免疫系の低下を招きます。キチンと鼻呼吸することは、健康にとっても大切なことですね。
2、胸式呼吸になっていませんか?
口呼吸プラス胸式呼吸になっていると、呼吸が浅くなったり、息継ぎの音が目立ったりします。鼻呼吸を意識づけるためにも、鼻で吸って口で吐く深い腹式呼吸をしてみてはいかがでしょうか。この時に、腹圧をキープして長い息を吐けるように、『シー』という音で吐くといいと思います。5秒で吸って20秒で吐くから、徐々に吐く時間を長くして、60秒で吐くぐらいまで伸ばしてください。
以上、気づいたことをまとめてみました。
ロングトーンに関しては、呼吸の問題の他にも、声帯の閉鎖筋がきっちり働いて、息もれの少ない発声法のトレーニングが必要です。腹式呼吸の吸う吐くは、基本的な腹式呼吸ができているという前提でのトレーニングです。紙面でトレーニング法を紹介するのは、難しいことです。その方の状態を確認し、その方の身体や使い方の事情に合わせたアドバイスが大切だからです。
こちらでヒントが得られれば嬉しく思いますが、ご自分がお持ちの可能性を広げるためにも、基本的なことは、キチンとした指導のもとで学ばれることをお勧めします。