ヘッドホンの音量 [バニラ]
2003/07/23 20:26
はじめまして!
ベルベットさまの掲示板、とても好きで、ときどき来ては色んなこと考えさせられ、勉強させていただいております、バニラと申します。今回はじめての書込み&質問!をさせてください。
ナレーションのお仕事のとき、必要に応じてヘッドホンをつけてお喋りしますよね。
そのときのヘッドホンの「音量」なのですが、(自分のヘッドホンに自分の声がかえってくる音量)小さくても大きくてもコントロールが難しいように思えて…
かとゆって、「ちょうどよい音量」ってどのくらいだろう…?と、ときどき、こんなひよっこでもお仕事に恵まれたときいつも思うのです。
わりと、耳にしっかり響くくらい大きめだと実際スピーカーから流れるとすごく表現が小さくなっていたり…
ヘッドホンからかえってくる音にとらわれちゃだめなんだって思いました。
それですごく小さくしたこともあったのですが…なんだか声を張りすぎてしまったり…
本当に難しいです。。
ナレーションの種類によって、音など気にせず勢いでやってしまうほうがいいものと、一語一句音を気にしなくちゃいけないものと、きっとあると思いますが…、
実際、キャリアの長いナレーターの方は、どのくらいヘッドホンからきこえる「音」を重要視するものなのかなぁ…と。。
ナマイキにも。。質問させてくださいっ(>_<)
よろしくおねがいします!!
ありがとうございます!! [バニラ]
2003/07/25 15:24
思考王さま。大窓王さま。
丁寧なご意見、沢山書いていただいて嬉しいです!ありがとうございます!!
>高音がたっているヘッドホンだと、自分でいつもの声に近づけるため低音を出そうとするし
>低音がたっていると逆に中音、高音域を補いたくなる
返りの音によって自分の声が「自動調整モード」になってしまうのは、割と自然な事なんだ…と判って、なんだか少しほっとしました。。
片耳のイヤホンタイプは、片耳が解放されているぶん、密閉型よりうんとラクだとわたしも感じます(^-^)
密閉タイプだと…心の問題ですが、気分的にも密閉状態でメリハリが小さくなってしまうようで若干苦手です。。
でもやっぱり、大窓王さまが仰るように、返りに左右されずどこのスタジオでも同じ自分を保っていられるように早くなりたいです(>_<)!!
「マイヘッドホン」を持ち歩く方がいらっしゃるなんて驚きました!
わたしは、そのような事はきっと許されない事だろうなと思っていたので…意外でした。
自分で工夫をみつけていくんですね。。
これはチョット新しい発見ができました!!
>実感として80%以上の方は、この問題に関してはあまり意識していないようです
気にせずにいられるならそうありたいとも思うのですが…(T-T
神経質なのでしょうか…?
思考王さま、大窓王さま、どうもありがとうございました!!!
Re: ヘッドホンの音量2 [大窓王]
2003/07/25 03:53
ナレーションの虎へようこそ。
思考王さま貴重なご意見ありがとうございます。
かなりのキャリアのプロの方とお見受けしました。どこかでお逢いしていますか?(^_^;)
さて返りの音ですが、一つの対策として自分のヘッドホンを持ち込んでいる方はいらっしゃいますね。またそれをまねた新人達も見かけましたが、キャリアを積むことによってスタジオ据え置きのものでやるようになるようです。ある程度キャリアを積むと、返りに左右されずに自分の声量のコントロールが出来るようになるからでしょうか?他の虎たちもお答え下さ~い。
ナレーションの種類による返りの問題になるとミキサーさんとのコミュニケーションが必要になってくるでしょうね。
ちなみにマイヘッドホンの方はいつも返りを最大にしていました。張り過ぎをさけるためでしょうか?
Re: ヘッドホンの音量 [思考王]
2003/07/25 01:21
ちょっとおじゃましてしまいました。少し読ませて頂いて、なんだか一所懸命になっていらっしゃるのがよく伝わってきて、思わず書いてしまいます。
主旨と少し離れるかもしれませんが、また、求めていらっしゃる答えと違うかもしれませんが、要は普段自分の息の出入りの音をマイクを通して聞いて、つけていない方とボリュームが釣り合う程度で良いかとは思いますが(声を出したとき自分の顔の真ん中に音が定位するボリューム)
でも、音量よりも、ヘッドホンのメーカーによる違いで、かなり出している音が、無意識に変わってくるようですね。
たとえば、すっぽり耳の穴に入れてしまうタイプで耳栓のようなものは、自分の生の声が全く聞こえなくなるため必然的に頑張ってしまうし、これは密閉型ヘッドホンでも同じですよね。
両耳をきっちり密閉型でふさぐと、かなりこれまた無意識に力みまくりますし、力まなくてもヘッドホンの再生特質に会わせて、自動的に自分の声を調整してしまうしで、疲れます。具体的に言いますと、高音がたっているヘッドホンだと、自分でいつもの声に近づけるため低音を出そうとするし、低音がたっていると逆に中音、高音域を補いたくなると言うようなことですが。
開放型と言って、パットの部分が網になっているものは生声を通しますが、音は自然ですけれども、あまりボリュームを上げるとハウリングを起こすためおいてあるスタジオはほとんどありません。
混乱するかもしれませんが、自分の声の返りを気にされる方は、基準作りのためにも、自分の気に入った音質のヘッドホンなりイヤホンなりを購入して、常にそれを使われた方が良いのではないでしょうか。
スタジオの機器によって再生音は変わってはきますが、それでも同じもので聞いていると共通点があるのでだんだん、いろいろとわかってきます。
スタジオの方に失礼になることはありませんので、ご一考ください。
ご自宅にある録音機材でも実験できますので、お知り合いとヘッドホン、イヤホンを持ち寄って比べてみてはいかがでしょう。
後は、決めたらミキサーさんに使って良いか聞いてみると良いと思います。
最後に、僕は返りの音をいろいろな理由でその都度替えて調整しますが、実感として80%以上の方は、この問題に関してはあまり意識していないようです。
後、僕の場合、職業病でしょうが、同じ耳で十数年聞いていたためか、左右の耳の聞こえ方は、微妙に違いがあります。左右適当に振った方がこうはならずにすむかもしれません。
おじゃましました。書きたいこと書かせてもらってすみませんでした。