地声でのナレーションとは [ももこ]
2010/10/15(Fri) 05:05
こんにちは。いつも楽しくよませていただいております。
私は声優事務所の預かりのものです。
ボイスサンプルを作る時期になり、マネージャーと相談しているのですが、声をつくらないで地声で読めと言われます。
声優畑で勉強してきたためか地声でと言われて困ったのと同時にナレーションとは地声でやるものなのでしょうか?地声があまり好きじゃないのもあってかなり抵抗を感じております。
やはり業界的にも地声のナレーションが主流なのでしょうか?
よろしくお願いします。
Re^2: 地声でのナレーションとは [ももこ]
大窓王さま、返信ありがとうございました。
何故、地声が要求されるのかを非常に細かく教えていただき、自分の中でしっくりきたような感じがします。
『地声』『裏声』『キャラ声』につきましての記事を楽しみにしております。
Re: 地声でのナレーションとは [大窓王]
ももこさんナレーションの虎へようこそ。
ご質問の「やはり業界的にも地声のナレーションが主流なのでしょうか?」についてです。
前のスレッドの「声のパンチ」と重複する部分もありますが、書いてみます。
ズバリ言いますと「業界的にも地声のナレーションが主流」です。
声優はドラマを作り、アナウンサーは告知する役割があります。ナレーションは両方の要素を持ちながら『説得力』が問われます。
『説得力』はその人が持っている一番力のある声、『地声』から出るものです。
一番楽に出せて思いも乗せられるのではないでしょうか。
作ったキャラクターボイスでは説得力を出す事は難しいはずです。
声の表現を目指すなら、まず自分の「地声」を認めてあげましょう。
声優系でも地声で勝負している人のほうが長生きしていますよ。
【但し!】現代TVナレーションでは「説得」以外の要素として、「注意を引く」表現も必要となります。
特にバラエティでは大切な要素です。ここでは声優がよく使う「キャラ声」も大きな武器になります。「キャラ声」でバラエティ表現をするなら、高い知名度か表現力が必要になってきます。
たぶんマネージャーは現実的に考え、預かりの新人が出来そうな細かなVPなどのナレーションの仕事を想定していたのでしょう。
OAに乗らない細かな仕事の世界にも、すばらしい地声でストレートナレーションを駆使するベテランたちが、おおぜい控えているのですが…
ももこさんの声優的表現力と地声を活かしたナレーションを、バランスよく詰め合わせたボイスサンプルが出来るといいですね。
『地声』『裏声』『キャラ声』については深く書きたい事があるのですが、それはまた近々ブログかメルマガで書いていきたいと思います。
Re: 地声でのナレーションとは [都さゆり]
ももこさん、ナレーションの虎へようこそ!
地声、裏声、変な声、、、、あらゆる声が出たら理想的ですね!
色~んな声を自由自在に使える事はナレーターとして声の仕事をする醍醐味ではないでしょうか?
より説得力が必要な場合、そして、仕事としてたくさんの原稿を読む事を考えた場合、自然な地声が使えたほうが良いと思いますよ。
ももこさんの地声はそのままできっと十分魅力的なのだと思います。
ぜひ、ご自分の声を好きになって、新しいサンプル作りに生かしてください。
ご成功をお祈りします。