明るい調子のナレーション [シェイリー]
2010/01/11(Mon) 15:45
はじめて投稿します。40代のナレーター志望の者です(女)。
20代半ばに声優養成所に3年通ったことがあります。
年齢的には厳しいことはわかっていますが、あきらめきれず3年前から勉強を開始しました。
何度かナレーションコンテストに申し込みをしていますが「モノローグ調子はよいが、明るい感じの文を読むのを聞くと無理して出している感がでる」との寸評をそのたびにいただいています。
アップテンポの曲を流しながら録音してみたりと自分なりのやり方をしてみましたが…いまいちです。
Re^2: 明るい調子のナレーション [シェイリー]
お忙しい中、お返事をいただきましてありがとうございました。
> “口先だけで” しゃべっているのでは、と推測します。
頭だけで考えて「明るくしゃべろう」としているのではないでしょうか?
> 例えば、「明るくするには声を高くしよう」とか「明るいのだから元気な感じで張った声でしゃべろう」とか。
> こういうのを “上っ面” と言います。形ばかりを意識する余り、肝心の気持ちが乗ってないのです。
> その結果、ナレーションで最も重要な部分が抜け落ちてしまいます。
> それは『伝える』ということです。
ドキリとしました。
思い返しても確かに「明るく読まなきゃ」という気持ちばかりが先走って結構テンパって読んでいたのかなと。
Re: 明るい調子のナレーション [あおい洋一郎]
シェイリーさん、ナレ虎へようこそ!ベルベットオフィスのあおい洋一郎です。
『明るい調子のナレーション』がうまくいかないというお悩みですね。
>「モノローグ調子はよいが、明るい感じの文を読むのを聞くと無理して出している感がでる」との寸評をそのたびにいただいています。
なるほど、これはおそらくシェイリーさんが “口先だけで” しゃべっているのでは、と推測します。
頭だけで考えて「明るくしゃべろう」としているのではないでしょうか?
例えば、「明るくするには声を高くしよう」とか「明るいのだから元気な感じで張った声でしゃべろう」とか。
こういうのを “上っ面” と言います。形ばかりを意識する余り、肝心の気持ちが乗ってないのです。
その結果、ナレーションで最も重要な部分が抜け落ちてしまいます。
それは何でしょう?
それは『伝える』ということです。
ワタシにはシェイリーさんが『明るい調子』と表現された時点で、既に上っ面感を感じます^^
すいません、別にいじめてる訳じゃありませんよ(笑)
人に『伝える』というナレーションの核心はここにあると思うのです。
『明るい調子』ではなく『明るく』しゃべって欲しいのです。頭だけで考えた様な『調子』では薄っぺらくて人の心に響かないのです。
「ああしよう、こう読もう」と考える前にその感情をわき上がらせることです。
普段の実生活の中でシェイリーさんが楽しかったり、笑ったり、ワクワクしたり、『明るく』なった時の気持ちや体の状態を記憶しておいて下さい。また、そんな気持ちを人に伝えるときに、どんな気持ちになっているか、どんなテンションで話しているか、憶えておいて下さい。
それをナレーションする時に思い出すのです。そして読みにフィードバックするのです。
また気持ちを作る為の一つのアプローチとして、その原稿をそのまま読むのではなく『自分が友達などに話して聞かせるつもりで』好きな様に言い回しを変えて読んでみて下さい。
で、その時に生まれた気持ちをキープしながら原稿通りに読むのです。
是非、試してみて下さい!
シェイリーさんの参考になれば幸いです^^