ナレーションが古い[コウタ]
2017/03/21(Tue) 07:45
初めてご相談いたします。
プロナレーターを目指して勉強し、昨年CMナレーションを初めて担当しました。
その時、他事務所先輩ナレーターの方に
「ナレーションが古いね。声も気持ち悪い」
と指摘されました。
自身、子供の頃からアニメ声と揶揄され、悩んできたので、、現場で指摘されたときは、これまでの努力は無駄だったのかと不安になりました。
「古いナレーション」とはどういうことなのか。
「声が気持ち悪い」とはどうすればいいのか。
これまで指導して下さった先生は「短所じゃなくて個性。矯正より伸ばす方がいい」と慰めてくれました。
漠然とした質問で恐縮ですが、アドバイス頂けませんか。
Re: ナレーションが古い
2017/03/22(Wed) 23:33
コウタさん、こんにちは。
初CMナレーションおめでとうございます!
私は初仕事のとき、緊張して声がめちゃくちゃ上ずってました(苦笑)
今思えば懐かしいやら、よくOKもらえたやら…。スタッフさんたちに感謝です。
さて、コウタさんのお悩みですが、結論からいうと私は今のままでいいと思います。
まったくの見当違いかもしれませんが、少し突っ込んだことを書きますね。
コウタさんが昨年、初めて担当したCMナレーション、そのときに先輩から言われたことがずっと引っかかっていた…。ということは、その一言を数ヶ月間、悩まれていたことと思いますが、いかがでしょうか。
今まで悩みが続いているということは、そのCMナレーション以降、コウタさんに声の仕事が少ないか、仕事への評価が高くはなかったのだと想像します。もしポジティブなフィードバックがあったり仕事が増えればそんな悩みはなくなる=先輩ナレーターの言葉を気にしなくなるはずだからです。そうならないということは、仕事が少ないかほぼないので、気持ちが不安になっているのではないでしょうか。
なぜ、そんな突っ込んだ話をするかというと、仕事は声質やプレイのうまさだけで決まるわけではないからです。
おそらく、コウタさんの悩みの源は実は「仕事がない(少ない)のをどうやって増やしたらいいか」ではないでしょうか?
コウタさんが仕事を増やす方法を考えてて「ひょっとしたら、原因はあの先輩ナレーターが言ってた『声が気持ち悪い』ってことなのかもしれない。古いナレーションのせいかもしれない。それを直せば仕事が増えるかもしれない」と思い、質問してくださったのではないでしょうか。
--全然見当違いだったらごめんなさい^-^;
そのときは、違うキチンとした人が回答をくださると思います(笑)
私は実際のコウタさんのナレーションを聞いていないので、実は本当に気持ち悪い声の方なのかもしれないし(失礼!)、私好みのめちゃめちゃいい声の持ち主の可能性だって大いにあります。個人的な感覚なんて人それぞれですから。
それよりも、コウタさんの声が仕事に結びついていない原因は(仮定の話しですが)
・マネージャーとしっかりコミュニケーションがとれていない
・効果的なボイスサンプルを録っていない
・事務所にコウタさんの声に合う仕事があまりない
・実はコウタさんに似た声のプレイヤーが他にもたくさんいる
など、いろんな可能性があります。
原因によってその対処法も異なります。
例えば「マネージャーとのコミュニケーション不足」や「ボイスサンプルの作りが良くない」場合は、自分の声質やプレイが原因ではないので、まずは自分の売り込みを優先すべきです。
事務所にコウタさんに合う仕事が少なかったり競合が多すぎるなら、事務所との関係性を見直したほうがいいかもしれません。
もしこのような状況だった場合、発声を変えたりプレイを変えるより他にやることが色々あると思います。
それもすべてやった。その上で声が気になる。ということなら。それでもやっぱり、普通の声よりも特徴のある声のほうが目立ちやすい、覚えてもらいやすいので有利だと思います。
正解のない世界なので正解はありませんが。普通の声になったら、他の人と区別がつかなくなって今よりもさらに仕事に結びつく可能性は減ると思います。それよりも、今特徴のある声をお持ちなら、その声にさらに磨きをかけていったほうがいいと思います。
「古いナレーション」に関しては感覚の問題なので難しいですが、いろいろなパターン、バリエーションの読みが出来るように型を増やしていったほうがいいと思います。アニメ声でしたら、出せる年齢の幅、体格、体型、明るい、元気、落ち着いてる、優しいなど、いろいろなバリエーションで読めるようにどんどん幅を広げていくといいのではないでしょうか。
読みの幅が広がることで、今までと違う表現が出てくるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
まったく見当違いな回答でしたらごめんなさい。
たぶん他にも回答してくださる方がいると思うので、いろいろな考えの中からコウタさんが腑に落ちる部分を取り入れてみてください。
最後に、コウタさんのさらなるご活躍を祈っております。